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ホテルの環境問題への取り組みとは?事例・SDGs対応を紹介!

ホテル SDGs

ホテルの環境問題への取り組みとは?事例・SDGs対応を紹介!

ホテルの環境問題への取り組みは、持続可能な目標(SDGs)に向けた積極的なアプローチとして、多くの事例で展開されています。これらの取り組みは、エネルギー効率の向上、廃棄物管理の改善、再生可能エネルギーの導入、水資源の節約などに焦点を当てており、環境への負荷を削減し、地域社会との連携を高めることを目指しています。例えば、ホテルはLED照明や省エネルギー設備を導入し、リサイクルプログラムを提供するなど、エコフレンドリーな実践を推進し、環境に悪いとされるペットボトルの水から、環境に優しい紙パックの水に変えるなどの取り組みは、環境に配慮した消費者から支持を受け、ホテル業界全体が持続可能な観光業の実現に貢献しています。

〈目次〉
・環境問題に取り組むホテルが増えている
・ホテルが環境問題に取り組むメリット
・【項目別】ホテルにおける環境問題への取り組み事例
・【ホテル別】ホテルにおける環境問題への取り組み事例
・環境問題への取り組みの第一歩に!ハバリーズの紙パックウォーター
・まとめ

◆環境問題に取り組むホテルが増えている

環境問題に取り組むホテルが増加している背後には、複数の要因が影響しています。まず、環境への意識の高まりが挙げられます。気候変動、環境汚染、資源枯渇などの課題が顕在化し、これに対する一般市民からの圧力が増しています。これに応える形で、多くのホテルは持続可能な運営を重視し、環境に配慮した施設を提供しようとしています。

さらに、環境に配慮した消費者の需要が増加し、多くの旅行者が環境に優しいホテルを選び、持続可能な実践を評価しています。この需要に応えるため、ホテル業界は省エネルギー設備の導入、リサイクルプログラムの提供、エコフレンドリーな実践の実施などを通じて、競争力を維持しようとしています。

エネルギーコストの削減も重要な要因です。エネルギーコストはホテル業界の大きな経費の一つであり、省エネルギーの設備や再生可能エネルギーの導入は、運営コストを削減し、同時に環境に配慮した運営を可能にします。

ホテル業界は地域社会との協力関係を築くため、環境保護プログラムや地域の持続可能な発展への貢献が強調されています。また、環境に優しい技術の進化も取り組みを後押ししており、エコフレンドリーな実践がより容易になっているのも、環境問題に取り組むホテルが増えいる要因です。

SDGs-12つくる責任・つかう責任

SDGs(持続可能な開発目標)のゴール12は、「つくる責任 つかう責任」を掲げ、持続可能な消費と生産に焦点を当てています。ホテル業界において、このゴールは大きな影響を持ち、環境問題に取り組む要因の一つとなっています。SDGsゴール12の主要なポイントは、持続可能な生産と消費の確立、環境への負担の削減、そして持続可能な消費者情報の提供です。ホテル業界は、エネルギーの効率的な使用、廃棄物の削減、省エネルギー化、環境に配慮した商品の提供、環境教育などを通じて、SDGsゴール12への取り組みを強調し、環境への貢献を実現しています。このゴールの達成は、持続可能なビジネスモデルの構築と環境問題への取り組みを一体化させ、ホテル業界がSDGsに貢献する一環となっています。

SDGs-14海の豊かさを守ろう

ホテル業界に関連性が高い環境問題に焦点を当てたSDGsゴールの一つは、SDGsゴール14で、「海の豊かさを守ろう」という目標です。このゴールは、持続可能な漁業の促進、海洋ごみの削減、海洋生態系の保護を推進し、海洋環境への負担を軽減します。ホテル業界がSDGsゴール14に取り組むことで、海洋環境に対する貢献が実現し、特にプラスチック廃棄物の削減や海洋生態系への配慮が強調されています。これは、環境問題に対するホテル業界の取り組みが、SDGsの達成に向けた重要な一環となっていることを示しています。

◆ホテルが環境問題に取り組むメリット

・事業成長のチャンス

環境問題への積極的な取り組みは、ホテル業界において事業成長のチャンスを提供しています。環境に配慮した実践は、ブランド価値を高め、環境志向の顧客を引き寄せ、国際的な観光客を魅了し、運営コストを削減し、地域社会との協力を促進します。これらの要因が結びつき、ホテル業界において持続可能な成長の道を開いています。

 

・優秀な人材の確保・スタッフの意欲向上

環境問題への積極的な取り組みは、特に若い世代に強力なアピールとなり、人材募集に有利に働くだけでなく、既存のスタッフの意欲向上にも寄与します。若い世代は環境への配慮を重視し、企業の社会的責任に共感を抱くことが一般的です。そのため、環境に配慮したホテルは、若い才能を吸引し、優秀な人材を確保する有利なポジションにあります。同時に、既存のスタッフも企業の環境への取り組みに誇りを持ち、モチベーションが向上。結果として、ホテル業界は人材獲得と人材育成の両面で強化され、持続可能な成長の礎となります。

 

・企業イメージのアップ

環境問題への積極的な取り組みは、企業のイメージを向上させ、ステークホルダーに好印象を与え、社会的に評価されることにつながります。環境に配慮した実践が強調される現代社会では、企業の社会的責任が大きな要因となっており、これに応える企業は信頼性のあるブランドとして認識されます。その結果、顧客、投資家、取引先、社会全体からの支持を受け、競争力を高めます。

さらに、環境に配慮したホテルは、ESG(環境、社会、ガバナンス)への投資に関心を寄せる投資家にとって魅力的な選択肢となり、資金調達の観点からも有利に働きます。ESGへの注目が高まる中、持続可能性に焦点を当てた企業は、資金調達の際により良い条件を獲得しやすく、市場での競争力を強化します。

このような取り組みは、企業が社会的価値を提供し、利益と社会的責任を調和させることで、持続可能な成長を実現する重要なステップとなります。

 

◆【項目別】ホテルにおける環境問題への取り組み事例

 

・ペーパーレス化

ペーパーレス化は、ホテル業界における環境への取り組みの一環として、紙の使用を最小限に抑え、情報とプロセスをデジタル化する取り組みです。

ホテルでのペーパーレス化は、デジタルチェックイン・アウト、電子請求と領収書、情報共有のデジタル化、デジタルルームサービスなどの手段を通じて実珸されます。これにより、紙の使用を削減し、環境への負荷を軽減するだけでなく、ホテル業務の効率も向上させます。環境への配慮と業務効率化を同時に達成できるため、ホテル業界で積極的に採用されています。

 

・廃棄物の削減

廃棄物の削減は、ホテル業界における環境問題への取り組みの重要な要素であり、ゴール12で示される「つくる責任 つかう責任」に密接に関連しています。特に、ペーパーレス化などのデジタル化プロセスによって紙の使用量を減らす取り組みは、不要な印刷物や文書の廃棄物を削減し、生産プロセスを最適化します。これは商品やサービスの生産責任を果たす一環であり、廃棄物を最小化し、循環型経済を促進します。さらに、廃棄物の適切な管理と削減は、環境への負荷を軽減し、持続可能な開発目標に基づく「つくる責任 つかう責任」の実現に貢献し、環境への貢献と社会的評価を高めます。

 

・リサイクルの推進

リサイクルの推進は、ホテル業界における環境への取り組みの重要な一環であり、ゴール12で示される「つくる責任 つかう責任」に密接に結びついています。特に、リサイクル活動を強化することは、製品のライフサイクル全体における責任を果たす取り組みとして位置づけられます。

ホテルにおいては、廃棄物の最小化とリサイクルが重要な要素となり、これによって不要な廃棄物を削減し、再資源化を促進します。これは「つくる責任」としての製品やサービスの提供段階での取り組みと、同時に「つかう責任」としての適切な廃棄物処理を含む循環型経済の推進に貢献します。

リサイクルの推進は、使用済み資源の再利用を奨励し、ゴール12に基づく「つくる責任 つかう責任」の理念に合致します。この取り組みによって、資源の効率的な利用と廃棄物の最小化が実現され、環境への負荷が軽減されます。

 

・省エネルギー化

省エネルギー化の取り組みは、ゴール12で示される「つくる責任 つかう責任」に密接に結びついています。特に、省エネルギー化は、製品やサービスの提供段階でのエネルギー効率を向上させ、同時にエネルギーの適切な使用「つかう責任」を奨励する取り組みとして位置づけられます。

ホテルにおいては、エネルギーコストの削減や温室効果ガス排出の抑制が重要な課題となり、省エネルギー化はこれらの課題に対処する手段となります。例えば、LED照明の導入や高効率の暖房・冷房システムの採用によって、エネルギーの無駄を減らし、省エネルギーを実現します。

ゴール12に示される「つくる責任 つかう責任」の取り組みによって、エネルギーの節約と資源の効率的な利用が実現され、環境への負荷が軽減され、持続可能な運営が推進されます。

 

・清掃・洗濯の削減

清掃・洗濯の回数を減らす事は、ゴール14で示される「海の豊かさを守ろう」にも直接関連しています。回数を削減する取り組みにより、水資源の節約と水環境の保護に貢献します。

ホテルにおいては、大量の水を使用する清掃・洗濯プロセスが一般的です。しかし、清掃・洗濯の回数を最適化することによって、水消費を減らし、ゴール14の「海の豊かさを守ろう」において重要な水資源への配慮を示します。

具体的には、ベッドリネンやタオルの交換頻度を削減し、必要に応じて洗濯を行うなどの手法を導入することができます。また、清掃プロセスにおいても効率的な方法やエコフレンドリーな洗剤の使用によって、清掃にかかる水の使用を最小限に抑えることができます。

 

・プラスチック製品の削減

プラスチック製品の削減と代替品への置き換えは、ゴール14で示される「海の豊かさを守ろう」にも直接関連しています。この取り組みは、まず、海洋ごみの削減に貢献し、海洋環境の保護に重要な役割を果たします。プラスチックは海洋環境に多大な影響を及ぼし、海洋生態系への悪影響を引き起こします。プラスチックの使用量を減らすことは、海洋環境の保護に寄与する重要なステップです。

ホテルがプラスチック削減の取り組みを実施することで、顧客に環境への配慮を啓発し、持続可能な消費の重要性を強調できます。顧客の意識向上は、環境保護への協力を促進し、社会全体にポジティブな影響を与えます。この取り組みは海洋生態系や海洋生物への影響を軽減し、海洋の生態多様性を保護する重要なステップとなり、ゴール14の理念に向けた積極的な努力を示します。

 

 

 

◆【ホテル別】ホテルにおける環境問題への取り組み事例

近年、ホテル業界は社会的責任と環境への配慮を重要な要素として位置づけ、世界中で持続可能な宿泊体験を提供するための取り組みを急速に拡大しています。この変革の一環として、ホテルは環境に対する負荷を減少させ、社会的な価値を向上させる方法を積極的に模索しています。以下では、ホテルが社会的責任を果たし、持続可能な未来に向けて努力している一部の具体的な活動事例を紹介いたします。

 

JR東日本ホテルズ

JR東日本ホテルズ

SDGs取り組みの一環として、これまでに、宴会場やレストランで使用するプラスチック製ストローの使用の取りやめ、紙製または生分解性プラスチック製ストローへの切り替え、及び直営物販店で使用しているプラスチック製レジ袋のバイオマスプラスチック製への切り替えなどを行っています。さらに、ワンウェイプラスチック製品の「ヘアブラシ、くし、かみそり、シャワーキャップ、マドラー」とレストランやショップ等でテイクアウト商品などに付与するワンウェイプラスチック製品の「フォーク、スプーン、ナイフ」の計8品目についても、2022年3月にすべて代替素材に変更または廃止しています。

 

帝国ホテル

帝国ホテル

帝国ホテルは環境配慮の取り組みの一つとして、「食品ロス削減」に力を入れています。調理時に食材を無駄なく使用する工夫、アップサイクル商品の開発やオーダーバイキングの導入など、各部門で取り組みを進めています。食品ロスを「環境循環型野菜」に活用していますレストランや宴会場で発生する生ごみを、2007年から乾燥させて再資源化し、パートナー企業を通じて野菜栽培用の肥料にしています。その肥料を使って生産された野菜を「環境循環型野菜」として購入し、レストランの一部メニューで使用しています。

 

ホテルウィング・テンザホテル

ホテルウィング・テンザホテル

「泊まることも、食べることも、地球にやさしく(=エコ)」と考え、環境への取り組みを「とまってこたべてこ-tomattECO tabetECO-」として、地球環境保全への貢献を食を中心に注力しています。その一つとして大型コンポストバッグを導入しており、ホテルで出た生ごみを堆肥化させ、その堆肥で美味しい野菜を作ってまた朝食で提供する生ごみ循環の仕組みを実現するLFCコンポストセットを活用しています。このセットは、生ごみの分解を速め、悪臭の発生を抑える独自の配合基材(生ごみと混ぜ合わせる原料)、水や虫の侵入を防ぐ特注のファスナーなど、初めての方から慣れた方まで続けやすい工夫を各所に施しています。

 

ホテルニューグランド

ホテルニューグランド

 

ホテルニューグランドは環境配慮のほかに地域社会に持続可能な発展に貢献しています。山下公園通りでの緑化活動と清掃活動を通じて、美しい環境を維持しています。加賀町消防団入団で地域の防災力向上も努めています。毎年「ハマフェス」運営で横浜の魅力と歴史文化発信。さらに、廃棄花をリースやキャンドルに再生する「ロスフラワープロジェクト」にも参加。地域社会への継続的な貢献と持続可能な成長を支えています。

 

 

 

◆環境問題への取り組みの第一歩に!ハバリーズの紙パックウォーター

 

・環境にやさしい容器の使用でごみの削減に貢

ハバリーズの紙パックウォーターの導入は、環境にやさしい容器の使用を通じてごみの削減に貢献をしています。この紙パックは他の容器と比べて優れた持続可能性を備えており、環境への悪影響を大幅に低減しています。たとえば、この紙パックは他の容器に比べて減容率が78%という数値を誇り、使用後の廃棄物を大幅に削減します。

さらに、CO2排出量においてもペットボトルと比べて46%以上低減し、アルミ缶と比べて59%以上低減するという環境に対する優れた貢献を実現しています。これは、生産段階から廃棄段階までの生態系における負担を軽減しています。(リサイクルを含まない)

また、この紙パックには植物由来(サトウキビ)のキャップが使用されており、再生可能な素材の活用を推進し、プラスチック由来のキャップを減少させます。環境に優しい容器の採用は、環境への負担を最小限に抑えつつ、ハバリーズが環境問題への取り組みを積極的に貢献していることを示しています。

 

・「紙から紙への再生」の可視化でリサイクルを推進

ハバリーズの紙パックからトイレットペーパーへのリサイクルエコシステムは、環境にやさしい循環プロセスの実現に寄与しています。このエコシステムにおいて、紙パックから使用済みトイレットペーパーへの再生プロセスが明確に可視化されており、リサイクルの循環が実現されています。

具体的には、ハバリーズの紙パック製品は再生可能な素材から作られており、使用後の回収によって再びトイレットペーパーに変身します。この一連のプロセスが可視化されることで、リサイクルが具体的にどのように機能し、紙から紙への再生が実現されているかが理解しやすくなります。

この可視化によって、消費者やステークホルダーはリサイクルプロセスの重要性を認識し、環境への負荷を減少させるためにリサイクルを積極的にサポートする意識が高まります。ハバリーズのリサイクルエコシステムは、持続可能な循環経済を推進し、リサイクルのプロセスが可視化されることで、環境への貢献が実現され、環境問題への取り組みが一層強化されています。

 

・名水百選にも選ばれる天然水を採用し味にもこだわりを

ハバリーズは、環境への配慮だけでなく、味にもこだわり、名水百選にも選ばれる天然水を使用しています。この天然水は国産では珍しい中硬水であり、特にカルシウムとマグネシウムが豊富に含まれています。そのため、ハバリーズの商品は環境への貢献だけでなく、味の質においても優れた選択肢となっています。

中硬水として知られるこの天然水は、口当たりが滑らかで、そのミネラル成分が水の風味を引き立てます。また、カルシウムとマグネシウムの豊富な含有量は、健康へのプラスの効果をもたらすことで知られています。そのため、ハバリーズの商品は、単なる環境配慮型商品だけでなく、輪郭のハッキリした、おいしい水としても高い評価を受けています。

このような取り組みは、環境への貢献と味の質の向上を両立させ、消費者に持続可能な選択肢を提供しています。ハバリーズは、名水百選に選ばれるほどの品質と味わいを提供し、環境と美味しさを同時に追求する事例として注目されています。

 

 

◆まとめ

持続可能なビジネスの重要性が高まり、ホテル業界においてもSDGsへの取り組みはブランドイメージの一部となっています。
特に、ホテルのお客様にとって最も身近なアイテムである客室内のミネラルウォーターは、環境への配慮と顧客体験向上を両立させるポイントとなっています。
そのため、ハバリーズ紙パックナチュラルウォーターはCO2削減と参加型SDGイニシアティブの一環として、多くのホテルや宿泊施設で導入が進んでいます。