テトラパックリサイクル便の終了と対処法|代替サービスと家庭での処理方法
テトラパックリサイクル便の終了と対処法|代替サービスと家庭での処理方法

多くの家庭で日常的に使用される紙パック飲料。その中でも特に人気の高いテトラパック容器のリサイクルサービスが終了して以来、適切な処理方法を探している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、テトラパックリサイクル便終了後の対処法について詳しく解説します。また、新しい回収サービスや、家庭でできる効果的な処理方法についても紹介していきます。
テトラパックリサイクル便のサービス終了について
環境配慮型の回収サービスとして親しまれてきたテトラパックリサイクル便は、2022年末をもってサービスを終了しました。このセクションでは、サービス終了後の状況と、現在利用できる代替手段について詳しく解説します。
サービス終了の経緯と時期
テトラパックリサイクル便は、2005年から約17年間にわたり運営されてきた実績ある回収サービスでした。環境意識の高まりとともに利用者を増やし、年間で約100万個以上の紙パックを回収してきました。
しかし、物流コストの上昇や回収システムの効率化の必要性から、2022年12月末でのサービス終了が決定されました。この決定は、より持続可能な回収システムへの移行を目指す一環として行われました。
既存利用者への影響と移行スケジュール
サービス終了から1年以上が経過し、多くの利用者は既に代替の回収方法に移行しています。終了時に保有していたポイントは指定期間内での利用が可能でしたが、現在は失効しています。
テトラパック社は、環境負荷低減の取り組みとして、新たなリサイクルシステムの構築を進めており、自治体やスーパーマーケットとの連携を強化しています。また、後継となる新しい回収サービス「ハバリーズ リサイクル便」が立ち上がり、多くの元利用者がこちらに移行している状況です。
新しい回収サービス「ハバリーズ リサイクル便」の活用法

テトラパックリサイクル便の終了後、新たな選択肢として注目を集めているのが「ハバリーズ リサイクル便」です。このサービスは、より効率的で環境に配慮した回収システムを実現しています。以下で、その具体的な特徴と利用方法を解説します。
サービスの特徴とメリット
ハバリーズ リサイクル便は、従来のシステムを大きく改善した新しい循環型リサイクルシステムを採用しています。
このサービスの最大の特徴は、環境負荷を56%以上削減できる効率的な回収方式です。専用の回収袋と送付伝票が無料で提供され、家庭から直接リサイクル施設への配送が可能になりました。
また、回収された紙パックは100%リサイクルされ、新たな紙製品として生まれ変わります。さらに、回収状況や環境貢献度を可視化できるウェブサービスも提供されています。
利用開始までの流れ
サービスの利用開始は非常に簡単です。公式ウェブサイトまたはAmazonから専用の回収キットを申し込むことができます。個人向けは1回からの利用が可能で、オンラインでの簡単な登録だけで開始できます。
法人向けには、定期回収プランも用意されており、オフィスや店舗での大量回収にも対応しています。申し込み後は、専用の回収キットが届き、すぐにサービスを利用することができます。継続的な利用の場合は、自動補充サービスも選択可能です。
対応エリアと回収可能な紙パック
ハバリーズリサイクル便は、全国47都道府県での利用が可能です。回収対象となるのは、ハバリーズブランドの飲料が入っていた紙パック容器のみです。
内側にアルミコーティングが施された容器も回収可能ですが、他社製品の紙パックは対象外となりますので注意が必要です。
回収頻度や集荷時間は地域によって若干の違いがありますので、利用開始時に確認することをお勧めします。また、汚れや異物が付着した容器は回収できませんので、基本的な洗浄と乾燥は必ず行ってください。
(参照:リサイクル|ハバリーズ)
紙パック水の基本的な処理方法
紙パック飲料のリサイクルにおいて、種類によって処理方法が異なります。特に紙パック水の場合は、他の飲料容器と異なる取り扱いが可能です。このセクションでは、効率的な処理方法と保管のポイントを解説します。
リサイクル手順とコツ
紙パック水の場合は、中身が水なので特別な洗浄は必要ありません。
折り目に沿って広げることで平たくでき、効率的に圧縮することができます。
キャップは付けたままでも回収可能ですが、取り外すことで回収ボックスにより多くの紙パックを詰めることができます。
環境への配慮として、物流時のカーボンフットプリント削減の観点から、できるだけ多くの紙パックをまとめて送ることをお勧めします。一つ一つの容器をしっかりと圧縮し、空間を有効活用することで、より環境に優しい回収が実現できます。
保管の注意点
紙パック水の場合、内容物が水なので濡れた状態での保管も問題ありません。ただし、水分が段ボール箱から漏れる可能性があるため、保管時はビニール袋やゴミ袋に入れた状態で段ボール箱に詰めることをお勧めします。
これにより、保管場所の汚れを防ぎ、より衛生的な状態を保つことができます。また、保管場所は直射日光を避け、温度変化の少ない場所を選ぶことで、容器の劣化を防ぐことができます。
リサイクルに適した状態の確認方法
回収に出す前の最終確認では、保管時に使用したビニール袋やゴミ袋が破損していないか確認しましょう。
回収ボックスに入れる際は、環境への配慮として、できるだけ多くの紙パックをまとめて送ることをお勧めします。特に回収場所が屋外の場合は、天候の影響を考慮して、水濡れを防ぐ工夫も必要です。
地域で活用できる紙パックの回収方法
家庭から出る紙パックを効率的にリサイクルするには、地域のリサイクルシステムを活用することが効果的です。このセクションでは、地域で利用できる様々な回収方法とその活用のコツを紹介します。
自治体による回収システム
自治体が提供する回収システムは、最も身近で利用しやすいリサイクル方法の一つです。多くの自治体では、資源ごみの日に紙パックの回収を行っています。
回収方法は地域によって異なり、専用の回収ボックスを設置している地域や、古紙と一緒に回収する地域などがあります。
重要なのは、自治体が定める分別ルールを確認することです。特に、アルミ付きの紙パックは地域によって回収可能かどうかが異なるため、事前に確認が必要です。また、一部の自治体では、公民館や図書館などの公共施設に常設の回収ボックスを設置しています。
(参照:家庭からリサイクル|公益財団法人古紙再生促進センター)
スーパーマーケットの店頭回収
多くのスーパーマーケットでは、環境配慮の一環として店頭での紙パック回収を実施しています。店頭回収の利点は、買い物のついでに持ち込めることと、定期的に回収が行われることです。
ほとんどの店舗では、入口付近や資源回収コーナーに専用の回収ボックスが設置されています。
店舗によっては、回収した紙パックと引き換えにポイントを付与するサービスを行っているところもあります。また、大手チェーン店では独自のリサイクルプログラムを展開しており、より効率的な資源の再利用を実現しています。
(参照:資源循環|イオン株式会社)
地域の集団回収の活用術
地域の自治会や町内会、学校などが実施する集団回収は、コミュニティの絆を深めながらリサイクルを推進する効果的な方法です。
集団回収の特徴は、決められた日時に地域全体で一斉に資源を回収することで、効率的な収集が可能になることです。また、回収量に応じて自治体から助成金が出る制度を設けている地域も多く、地域活動の資金源としても活用されています。
さらに、子供会やPTAの活動と連携することで、環境教育の機会としても活用できます。集団回収に参加する際は、地域で定められた分別ルールを守り、決められた時間と場所に出すことが重要です。
(参照:紙パック回収率向上の取組みと 容リ法見直しに向けての提言|環境省)
これからの紙パックリサイクル|まとめと今後の展望
紙パックのリサイクルは、効率的で持続可能なシステムへと進化を続けています。テトラパックリサイクル便の終了後、各地域での回収システムや新サービス「ハバリーズリサイクル便」など、新たな選択肢が生まれています。
家庭でできる基本的な取り組みとして、適切な洗浄、乾燥、分別を心がけ、地域の回収システムを積極的に活用することが重要です。
今後は、自治体やスーパーマーケット、メーカーの連携がさらに強化され、より効率的な回収の仕組みが確立されていくでしょう。環境負荷の低減と資源の有効活用のため、私たち一人ひとりが日々の小さな努力を継続していくことが、持続可能な社会の実現につながります。
ハバリーズ公式ウェブサイト
https://havarys.com/