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SDGsとプラスチックごみの関係とは?目標14達成への取り組み

SDGsとプラスチックごみの関係

SDGsとプラスチックごみの関係とは?目標14達成への取り組み

SDGsとプラスチックごみの関係

SDGsの目標14は海の豊かさを守ることで、プラスチックごみは海洋生物や生態系に害をおよぼします。目標達成に向けて、プラスチック使用量の削減と再利用、リサイクル、適切な廃棄方法の推進、啓発・教育活動が行われているます。

<目次>
・SDGs目標14に関わる海洋プラスチックごみの問題
・日本のプラスチックごみの処理状況
・【日本政府】SDGs14達成に向けた取り組み
・【企業】SDGs14達成に向けた取り組み
・【個人】SDGs14達成に向けた取り組み
・ハバリーズの紙パックウォーターでプラスチックごみを減らそう!

SDGsとプラスチックごみ問題の関係とは?

◆SDGs目標14に関わる海洋プラスチックごみの問題

・生態系への影響

生物への直接的な影響

海洋生物は、プラスチックごみによって絡まれたり、誤って飲み込んだりすることで被害を受けます。釣り糸やプラスチックの破片が海洋生物の体に絡まり、動きを妨げたり、怪我を負わせたりすることがあります。また、プラスチックの微粒子は、魚介類や他の海洋生物に取り込まれ、それが食物連鎖を通じて私たちの食卓にまで影響を及ぼす可能性があります。

生態系への変化

海洋生態系全体が影響を受けます。例えば、プラスチックごみが堆積している場所では、海洋底生物の生態系が変化する可能性があります。また、プラスチックが浮遊することで、海洋表層の光の透過や酸素の供給にも影響を及ぼし、生態系に影響を与えることが考えられます。

化学物質の放出

プラスチックは微小な粒子に分解される過程で、有害な化学物質を放出する可能性があります。これは生物にとって有害であり、生態系における生物の生存や繁殖に影響を及ぼす可能性があります。

・深刻な海洋汚染

生態系へのダメージ

海洋生物に影響を与えるだけでなく、海洋の生態系全体に悪影響を与えています。プラスチックが海中や海岸に堆積することで、海洋生物の生息地が破壊され、生態系のバランスが崩れる可能性があります。

視覚的汚染

海洋や海岸に漂う大量のプラスチックごみは、視覚的な汚染を引き起こします。美しい海岸線や海域がプラスチックで汚染されることで、観光地や地域の魅力が損なわれるだけでなく、人々の心理的な健康にも影響を及ぼすことがあります。

化学物質の放出

プラスチックは太陽光や海水の影響を受けて分解され、微小な粒子になります。この過程で、プラスチックから有害な化学物質が放出される可能性があります。これらの化学物質は生物に吸収され、生態系内で拡散することで、生物の健康や生息地に影響を与えます。

◆日本のプラスチックごみの処理状況

・日本におけるプラスチックごみのリサイクルの現状

分別とリサイクル

日本の自治体では、家庭から出るごみを分別するためのルールが定められており、プラスチックごみも特定の方法で分別されます。一般的な自治体では、可燃ごみ、不燃ごみ、そして資源ごみの3つに分別され、プラスチックは資源ごみとして収集されます。

プラスチックの再利用

収集されたプラスチックごみは、リサイクル工場で分別され、種類別に再利用可能な資源として分類されます。リサイクルされたプラスチックは、再生プラスチック製品やリサイクル製品の原料として活用されます。

企業の取り組み

多くの企業も、自社でプラスチックのリサイクルを推進しています。リサイクルされたプラスチックを使用した商品の開発や、リサイクルプラスチックの利用促進など、様々な取り組みが行われています。

・日本におけるプラスチックごみ処理の課題

リサイクル率の向上

日本ではプラスチックごみのリサイクル率が比較的高いものの、それでも全てのプラスチックがリサイクルされているわけではありません。特に複合材料や難分別プラスチックなど、リサイクルが難しいプラスチックの処理に課題があります。

プラスチックの適切な分別

正確な分別が行われない場合、リサイクルが困難になります。一般家庭からのプラスチックごみの分別が不十分な場合や混入がある場合、リサイクル工程での処理が困難になることがあります。

プラスチックの大量消費

消費者社会においてプラスチック製品の需要が高まり、大量消費が続いています。このため、リサイクル技術や施設の増設が必要ですが、それにはコストや設備投資などの課題が伴います。

プラスチック削減への取り組み

プラスチックごみの処理だけでなく、プラスチックの使用量自体を減らす取り組みも重要です。リサイクルや再利用に加えて、プラスチックの代替材料の開発や環境に配慮した包装材の導入などが課題とされています。

プラスチックごみ分別

◆【日本政府】SDGs14達成に向けた取り組み

・海洋プラスチックごみ対策アクションプラン

国際協力の推進

洋プラスチックごみ問題は国境を越えた問題です。日本政府は国際的な協力を推進し、周辺諸国や国際機関と連携しながら、海洋プラスチックごみの問題に対処する方針を打ち出しています。

リサイクル技術の開発と普及

海洋プラスチックごみの削減のために、リサイクル技術の開発と普及を支援する取り組みが盛り込まれています。特に、難分別プラスチックなどのリサイクル技術の向上が焦点となっています。

環境教育と啓発活動

一般市民や企業に対する環境教育や啓発活動の推進も重要視されています。海洋プラスチックごみの問題意識を高め、それに対する行動変革を促進することが狙いです。

プラスチックの削減策の推進

プラスチック製品の使用量削減や代替材料の導入、リサイクル可能なプラスチックの推奨など、プラスチックの削減策を促進するための施策も含まれています。

・「プラスチック・スマート」キャンペーン

啓発活動の展開

「プラスチック・スマート」キャンペーンでは、広報活動や啓発イベントを通じて、一般市民や企業に対してプラスチック問題への意識を高める活動が展開されています。SNSやメディアを活用した情報発信も行われています。

プラスチック削減への提案

プラスチックの使用削減や代替素材の活用、リサイクルの推進など、プラスチック削減に向けた具体的な提案やアイデアを発信しています。

民間企業との連携

「プラスチック・スマート」キャンペーンでは、民間企業との連携も重視されています。企業側の取り組みや提案を支援し、持続可能なプラスチックの使用やリサイクルにつながる取り組みを促進しています。

・レジ袋の有料化

日本政府による「レジ袋の有料化」は、持続可能な開発目標(SDGs)の一環として、プラスチックごみ削減や環境負荷の軽減を目指した政策です。
この取り組みでは、一般的な小売店やスーパーマーケットでのレジ袋の無料提供を禁止し、代わりに有料化を導入することで、消費者にレジ袋の利用を減らすよう促しています。多くの場合、袋の価格は比較的低額であり、この価格設定は再利用やエコバッグの利用を奨励することを意図しています。
この政策は、消費者のプラスチック製品の使用に対する意識改革を促進し、プラスチックごみの削減に寄与することを目的としています。レジ袋の有料化は、消費者にプラスチックごみの問題について考え、環境に配慮した行動を促す手段となっています。
この政策は、国や自治体によって異なる規制や実施方法がありますが、プラスチックごみの削減を目指す取り組みとして、幅広い支持を集めています。レジ袋の有料化は、消費者の意識変革を促し、持続可能な資源利用と環境保護に向けた一環として評価されています。

◆【企業】SDGs14達成に向けた取り組み

・バイオプラスチックの利用

環境への配慮

バイオプラスチックは、通常のプラスチックと比較して、石油資源の使用量を削減し、CO2の排出量を低減することができます。これにより、環境負荷を軽減することが期待されます。

持続可能な資源利用

バイオプラスチックは植物由来の素材を使用しており、再生可能な資源を活用することで、持続可能な資源利用を実現します。

法規制への対応

一部の国や地域では、プラスチックの使用に関する法規制が導入されており、バイオプラスチックの利用はその法規制への対応として活用されることがあります。

・容器包装のリサイクル

リサイクル素材の使用

企業は、容器や包装材料に再生可能な素材やリサイクル素材を使用することで、廃棄物を減らし、環境への負荷を軽減しています。例えば、再生PET(ポリエチレンテレフタレート)などを利用したボトルや容器が一般的です。

リサイクルプログラムの実施

一部の企業は、リサイクルプログラムを導入しています。消費者や従業員に使用済み容器包装を回収し、リサイクル施設に送る仕組みを提供しています。

リサイクル技術の向上

企業はリサイクル技術の改善に取り組んでいます。より効率的で高品質なリサイクルプロセスを開発し、容器包装のリサイクル率を向上させるための取り組みが行われています。

循環型経済への移行

循環型経済の考え方に基づき、廃棄物を資源として再利用する取り組みが進んでいます。企業は製品のライフサイクル全体を考慮し、使用後の容器包装を再利用することで、廃棄物の削減と環境への影響の低減を目指しています。

・非プラスチック素材の利用

天然素材の活用

企業は、バンブー(竹)、コットン、ヘンプ、麻などの天然素材を活用した製品を開発しています。これらの素材は再生可能であり、バイオディグラダブル(生分解性)なものもあります。

バイオベース素材の使用

植物由来の素材をベースにした、バイオベースのプラスチック代替素材が開発されています。これらの素材は、環境への負荷が低いことが期待されます。

再利用可能な素材の採用

一部の企業は、再利用可能な素材を採用し、製品や包装の開発に取り組んでいます。例えば、再生可能な紙や繊維、ガラス、金属などが利用されています。

◆【個人】SDGs14達成に向けた取り組み

・使い捨て素材の使用削減

再利用可能なアイテムの活用

使い捨てのプラスチック製品や容器の代わりに、再利用可能なアイテムを選択することが重要です。例えば、エコバッグ、ステンレス製ストロー、マイマグなどを使用することで、使い捨てプラスチックの使用を削減できます。

購買時の配慮

買い物をする際には、使い捨て容器や包装が少ない商品を選択することができます。商品の包装が少ない、またはリサイクル可能な包装を持つ商品を選ぶことで、使い捨てプラスチックの使用を減らせます。

プラスチックストロー、使い捨てカトラリーの使用自粛

飲食店などで使い捨てのプラスチックストロー、使い捨てカトラリーを使用する代わりに、再利用可能なストローを持参したり、店舗から提供されるストローを使わないようにすることで、使い捨てプラスチックの使用を削減できます。

・使用済み製品の再利用

修理やリメイク

使用済みの製品を修理して再利用することができます。破損した家具や衣類、電化製品などを修理することで、廃棄を減らし、製品の寿命を延ばすことができます。また、古着をリメイクして新たなファッションアイテムを作るなど、創造的な再利用もあります。

リサイクルショップやフリーマーケットの利用

不要な製品をリサイクルショップやフリーマーケットに持ち込んで販売したり、他の人が必要とする製品と交換することで、製品の再利用を促進できます。

持続可能な購買

製品を購入する際には、長く使える製品を選ぶことが重要です。耐久性の高い製品や修理が容易な製品を選ぶことで、製品の寿命を延ばし、廃棄を減らすことができます。

・プラスチックごみ分別の徹底

分別の正確さ

プラスチックごみは、種類や材質によって異なるため、正確な分別が重要です。市の指示に従い、指定された方法でプラスチックごみを分別することが求められます。

洗浄と分別

使用済みのプラスチック容器や包装を捨てる前に、中身をきれいに洗い、分別します。これにより、再利用やリサイクルがより効果的に行われることが期待されます。

地域ルールの遵守

各地域や自治体でプラスチックごみの分別方法やルールが異なることがあります。地域のルールに従い、分別方法を守ることが重要です。

情報の共有

家族や近隣の人々に対して、プラスチックごみの分別に関する情報を共有し、正しい方法で分別するよう促すことが効果的です。

ハバリーズ紙パックウォーター

◆ハバリーズの紙パックウォーターでプラスチックごみを減らそう!

・ハバリーズの紙パックウォーターは「参加型SDGsアイテム」

ハバリーズ紙パックウォーターを選択することによって、脱プラスチックをはじめとする気候変動への負荷低減や海洋汚染問題への貢献につながりますが、さらにもう⼀歩踏み込んだアクションとしてリサイクル循環を促進します。
「再⽣可能素材なら再⽣させよう」という想いから、ハバリーズのリサイクルシステムを通じて「紙から紙への再⽣」のサーキュラーエコノミーに参画してもらうべく誕⽣しました。

・キャップ、容器コーティングまでも環境に配慮

ハバリーズの紙パックウォーターは、環境に配慮した再⽣可能な紙素材(FSC認証取得)とサトウキビ由来のキャップ(ボンスクロ認証)で国産天然⽔をやさしく包んでいます。同容量のプラスチックボトルと⽐較した場合、約56%以上(LCA評価より)の地球温暖化リスク低減につながります。また、SDGsの取り組みの⼀つとして1本につき1円を⽔源保全を中⼼とした環境保全に寄付されます。

・独自のリサイクルシステムで循環型社会(サーキュラーエコノミー)の実現に貢献

ハバリーズリサイクルシステム

環境負荷が低い紙容器を通じてカーボンニュートラルを達成するのみならず、ハバリーズは独自のリサイクルエコシステムを通じてサーキュラーエコノミーも実現します。飲み終えた容器はゼロエミッション工場で完全にリサイクルされます。内面のアルミフィルム部分は燃料に再資源化され、残渣については建築資材に活用されます。ハバリーズの容器から再生されたトイレットペーパーはバージンパルプ素材のトイレットペーパーよりも56%以上カーボンフットプリントが低いことが証明されています。

リサイクルの詳細についてはこちら