数字で見るプラスチック問題【その1】
2021.9.9category:
私たちの生活はまだまだプラスチックに囲まれていますが、改めてどれほどプラスチックごみが多いのか数字で見てみましょう!具体的な数字を確認すると、「他人事」「いつかは」とは言えないですよ。
◆海洋汚染
現在、毎年800万トンのプラスチックが海に流出しています。これはなんとスカイツリー222基分に相当。適切に処理されなかった使い捨てプラスチックごみが最後に流出するのが海です。その総量はすでに世界の海に1億5000万トンのプラスチックが存在すると言われています。この数字に基づくと、2050年には海洋中のプラスチックの重量が魚の量を超えると推定されています。さらに少なくとも毎年800万トンが新たに流入していると言われています。(出典:WWF/日本財団)
◆海洋汚染の元凶である「マイクロプラスチック」とは?
マイクロプラスチックとは直径5ミリ未満のプラスチックの粒子・断片のこと。海の中をプラスチック粒が漂っているため回収は極めて困難なうえに、マイクロプラスチックは分解されないので、増える一方です。また、プラスチックの表面には細かな凹凸があり、有害な化学物質を吸着しやすい性質を持っています。プラスチック自体にも添加剤が使用されており、その添加剤が海洋汚染の原因にもなっています。結果として、生態系へのダメージはもちろんのこと、私たち人間も間接的に摂取していると言われています。なんとその量、人間が1週間に体内に摂取しているマイクロプラスチックの量は毎週約5g、クレジットカード1枚分。(出典:WWF)
さて、あなたは今日何か地球にとって良いアクションしましたか?まずは目の前の1本のプラスチックボトルの選択から変えてみませんか?
#1本の水から世界が変わる
#え、まだプラスチック??